ご挨拶

お客さま、株主さま、そして当社の研究・開発・事業にご賛同頂いている皆さま、平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。当社が第1世代の感性制御技術を開発してからもうすでに10年以上が経ち、ココロスキャンや言花など世界的に認知されてきたように感じております。多くの科学者や医療関係者の皆様のご協力でST技術は科学基準になるレベルであることも実証でき、そして、精神分析・心理分析を実用化するにまで参りました。ありがとうございました。

今回の震災により、停電と東日本経済の先行き、天気予報のように繰り返される放射能への不安、復興への道、大人たちから日本の未来の子供たちまで背負った心の傷は計り知れません。震災前の都内でも、電車の人身事故が多発、一日のうちに何度もダイヤが乱れております。これを、「人身事故」という表現から「飛び込み事故」と変えるだけで、大きな社会問題になるでしょう。震災後、相当のPTSDを抱える国民が急激に増加することになり、日本は、この心の負の連鎖により精神的二次災害を受けるでしょう。弊社は、少しでも人々の心が壊れる前に「兆し」を科学定量で計測し、対処する文化を創りたいと願っております。

そして、国民、世界中の人々の「心の笑顔」が取り戻せるよう願っております。最近当社へのお問い合わせで急に増えてきているのが、企業におけるメンタルトラブルでの事故に関するものです。私は、何故心が壊れるのか? というこの問題において、社会システムに大きな原因があると思いました。日本の教育システムでは「減点評価主義」が通常で、ロボットのように画一的に教育されます。

当然、会社や社会もこれに準じます。また、優れたものへの大衆的攻撃からくる企業や優秀な人の自主規制(自己防衛)も民族的特徴といえます。結果、「責任を回避したい」→「何もしない」→「何もしないから何も起きない」→「変化しないまま老衰する社会」という価値観と現象が生まれます。これが、今日本全体を覆っているネガティヴな無力感や無常観の不安要素でしょう。

国民全体が「評論家で何もしない」状態では経済も産業も衰退します。こうした減点評価の悪循環の中、急増する企業内におけるメンタルトラブルから取り返しのつかない事故が起こっています。一刻も早く日本自体が人間の心の価値を見出し、「減点評価社会」を脱して、人の心の力を正確に把握し評価する「加点評価社会」を作る必要があります。

当社のST技術は、傷ついた人々の心が壊れる前に対処するためのセンサ技術です。また、人の心の力を定量評価し、増大させるためのトレーニングからケアーまで行いたいと思っております。私は、日本の国民病である「うつ」と「自殺」との全面対決を決意してAGI社を経営しております。
私個人の見解ですが、右や左の二元論は欧米の価値観だとおもいます。
この震災をきっかけとして、新しい価値観を我々日本の中から萌芽させましょう。
そう、上を向くのです。
恩師はそう最期の生き様で私にこの教えを授けていただきました。
日本人は右でも左でもない「上を向いて積み上がるのです」
この世は三次元で美しいのだから!
井上宗迪の教えより

今後とも、変わらぬ御支援の程、よろしくお願い申し上げます。

代表取締役 博士(工学)